音大の学費4年間

当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

子育て

音大は高くて学費が払えない?4年間の合計と家賃生活費の内訳紹介

私立の音楽大学は年間約200万、4年間で最低でも800万はかかります。

授業料が高い音楽大学なんて学費払えない!そう思ってしまいますよね!

国公立の音大に入れればそれが1番ですが、誰もが入れるところではありません。

音大は色々ありますが有名な大学は首都圏にあります。必要なお金は授業料だけではありません。地方在住者は家賃と生活費もかかります。

しかも、学費だけではなく、コンクールに出るにもお金はかかる、コンサートなら衣装代、楽器のメンテナンス代も必要。

授業以外に楽器の練習、演奏会の練習など音大生は時間もあまりなくて、バイトもそんなに入れない。

音大ってお金かかるんだね…

悩める子
オリーブ50代主婦

そう、うちは普通のサラリーマン家庭で子供は一人じゃない

でも、どうしても音大に行かせてあげたかった!

この記事を読むと分かること

  • 音大、国立と私立の授業料はこんなに違う
  • 4年間にかかった家賃と生活費
  • 奨学金の種類
  • 特待生として免除された授業料の額
  • 授業料・生活費・その他4年間の総合計

うちのようなサラリーマン家庭がなぜ私立で首都圏にある音大に子供を通わせることが出来たのか?それは進学先の大学に特待生制度と日本学生支援機構の奨学金があったから

こんな方に読んで欲しい

  • 子供が音大志望だが学費を払えるか心配(行かせてあげたいけど無理かも)
  • 大学のホームページだけでは分からない、実際通った人の話を聞きたい

音大に子供を行かせたいと思ったらまずは資金が無くてはダメ。ですが、安ければどこの学校でも良いわけではありません。どの先生の指導を受けたいか?そこがとっても大事なのでオープンキャンパスに行って体験するのが学校選びにはとても重要です。

オリーブ50代主婦

娘の志望が音大と決まった時にネットで色々調べましたがなかなかこれといった記事がありませんでした。

こちらの記事ではリアルにお金のイメージをしていただけると思います。

金額は分かり易いようにざっくりと万単位で表示しています。金額は細かい費用は抜けている部分もありますが、大きな費用はだいたいこれくらいかかるので参考になると思います。


私立音大と国立音大それぞれ年間と4年間の授業料

私立音楽大学国立音大
学生会費、保険料
など(初年度のみ)
50000円220000円
入学金
(初年度のみ)
200000円330000円
授業料1390000円640000円
施設使用料630000円
初年度合計2270000円1190000円
2年次以降2,020,000円640,000円
私立音大と国立音大授業料(おおよそ)(万単位未満は省略しています)

私立の音楽大学はたくさんありますがだいたいがどの学校も年間200万前後

初年度は入学金の他にも少しかかりますが、2年次以降は私立は国立に比べて約3倍以上の金額になります。

これにプラス家賃とか生活費とかコンクールの費用とか、払っていけるの~って心配になりますよね(^^;

私立の音大4年間総額833万円

娘が卒業した大学は東京6音大と言われるうちのひとつです。

  • 東京音大
  • 桐朋学園大学音楽学部
  • 国立音大
  • 武蔵野音大
  • 昭和音大
  • 洗足音大

授業料・施設使用料など多少の差はあるものの、6音大どの大学も4年間の学費総額は850万前後です(2024年現在)

出来るだけ安い学費の音楽大学に】と思ってしまいますが、私立の音大はどこも金額的にはそう変わりません

大学の授業料以外にかかる費用

自宅から通わせることが出来れば1番良いですが、地方在住者はそうはいきません。

1人暮らしのアパート代、水道光熱費、食費などの他に、音大生はコンクールの出場代、衣装代、楽器のメンテナンスなどにもお金がかかります。

1人暮らしの家賃

首都圏で一人暮らしの年間家賃

家賃は様々

何を重視するのかによって金額も大きく変わります。

賃貸物件でも楽器を家で使っても良い【楽器可】物件はかなり高くなります。

娘の同級生を見ても、楽器可物件の子もいれば楽器不可の部屋に住んでる子もどちらもいます。

うちの場合は家賃にはそんなに出せなかったのでとても狭くて古い物件でした。かなり安い方です!!

学費が多大にかかるため嫌とは言ってられませんから(^^;

月45000円×12カ月=540000円×4年間=216万

学校の寮もありましたが、高くて無理でした。

娘が大学3年頃にコロナが流行し、大学に行けない、授業はリモートという期間がありましたが、楽器可物件だったので学校に行けなくても楽器の練習ができたことはほんとうに良かった!

大学を卒業したあと、留学するまではこのアパートに住んでいたのですが、やはり楽器の練習ができて良かったです。(卒業すると練習場所がなくなるので)

大学生の食費、生活費、交通費

  • 交通費:約3000円
  • 食費日用品:約2万円
  • その他コンサートチケット代など約1万円

月33000円×12ヵ月=39600円×4年間=158万

オリーブ50代主婦

大学の学食がとても安くて助かりました。自炊の時も少し遠いですが、安いスーパーまで買い出しに行くなど娘なりに節約に努力していました。

水道光熱費、通信費

  • 電気代(ガス無し)約1万
  • 水道 約1500円
  • スマホ約1万

21500円×12カ月=258000円×4年間=103万円

コンクール出場料、衣装代など

音楽大学 衣装代とコンクール代

衣装代ってすごくかかると思ってたんです。

でも買ったドレスは4年間で2着だけ。それぞれ1着1万円ほどのプチプラのものです

もちろん高いドレスの方もいると思いますが、安いドレスのお店を見つけたり、友達同士で貸し借りして上手に節約していました!

音大に行くためには子供も親もどちらも意識して頑張らないといけません!

コンクールは出場料の他に他県に行くなら交通費、ホテル代、海外ならもっとかかります。

この金額ははっきりとしてませんが、海外のコンクールに1度と、他に国内のコンクールに何度かでているので20万くらいはかかっています。

レッスン代はすべて授業料に含まれていました。(授業料以外にレッスン料が発生する学校もあるようです)

  • 衣装代 約2万円
  • コンクール代 約20万円
  • 楽譜、教科書 約10万円

4年間 約30万

日本学生支援機構の奨学金の内容

日本学生支援機構の奨学金2種類

日本学生支援機構の奨学金は貸与型給付型があります。

  • 返済必要な貸与奨学金
  • 返済不要な給付奨学金

返済不要ならそっちが良いですが、それは所得制限とかいろいろあって誰でも受けれるものではありません。

さらに貸与型には無利子の第一種奨学金有利子の第二種奨学金、一種と二種併用もあります。

うちは無利子の第一種(利息無し)を借りる事が出来ました。

高校生の時に学校で説明会がありました。(学校での説明会がある場合は行くことをおすすめします。内容がとても良く分かるので)

奨学金は毎年手続きが必要です(これがめんどくさいのですが…、やるのは子供ですけど)

金額は減らしたり増やしたり(限度額あり)出来ます。

うちは毎月5万円借りていました

音大は何かと忙しくて平日はバイトが出来なくて、土日にバイトをしてました。月数万のバイト代でも助かります。

特待生として大学から免除された金額

特待生になるためには毎年試験で良い成績をとらなければいけません。

私は最初勘違いをしていて

入学試験で特待生になったらそのまま4年間ずっと特待生なのだと思ってました💦

実際は毎年試験があって、その都度その時の成績で免除額が決定される(娘の学校の場合)

免除額
1年生約70万円
2年生約70万円
3年生約70万円
4年生約100万円
合計約310万円
授業料の免除額4年間合計

4年生の時始めて100万になりました。

この特待生制度のおかげで何とか娘の希望の音大へと進学させることが出来ました。

なのでうちのようにお金の余裕が無くて迷っていらっしゃる方は【音大 学費 免除】で調べてみてください。

どの学校にも免除の制度は色々ありますので。

実際に4年間で私立の音大に払った授業料と生活費

大学授業料833万
免除額▲310
家賃216万
食費他158万
水道光熱費103万
コンクール費用他30万
合計1030万
4年間の授業料と生活費合計額

合計おおよそ1030万円

300万も免除して貰ってたんですね、改めてありがたいと思います!

オリーブ50代主婦

300万は私のパート代3年分です!!

音大生の進路

これだけの授業料を払って、音大生はどのような進路に行くのでしょうか?

めちゃめちゃ気になりますよね?

娘自身と、娘の先輩や同級生の事なのでほんの一部の方の内容ですが、参考になればと思います。

  • 一般の企業に就職(音楽とは関係ない)
  • 音楽関係の企業に就職
  • 自衛隊(音楽隊)
  • オーケストラのオーディションを受ける(受かればそこに就職)
  • 大学院に入る
  • 留学する

「音楽で食べていくのは難しい」って一般的に言われますし、その通りだと思いますが、音大卒業後に音楽に携わる仕事に付いている人も大勢います。

音大でも、音楽とは関係のない一般企業に就職している方もいます!

娘は音大卒業後、ひとりでドイツへ行き、まずはドイツ語の語学学校へ数か月通い、その後国公立の音大の大学院を受験し奇跡的に第一希望の学校に入ることができました。

ドイツの音大は日本と違って授業料はほとんどかからないので、必要なのは家賃や食費などの生活費だけ。

ドイツの音大で学びながらオーケストラで演奏したり、プロオケのオーディションを受けています(2024年現在)

音大授業料のまとめ

私立音楽大学授業料まとめ
  • 私立と国立の音大の授業料は3倍以上の差がある
  • 授業料と生活費を合わせるとおよそ4年間で1300万
  • 日本学生支援機構で奨学金を借りられる
  • 進学希望の学校の特待、優待制度を調べる

学費の捻出方法

  • 日本学生支援機構で借りる
  • 学校の優待制度で利用出来そうなものは利用する
  • 家賃や生活費の節約、バイトなど子供にも頑張ってもらう

私の周りには音大に行った知り合いが居なくて、学校の先生も詳しくなかったのでほんとに手探りで、子供も親も不安でいっぱいでした

ですが、4年間無事に私立の音大で学ぶことができ、卒業後はフリーの音楽家として活動しています。追記:現在はさらに上を目指しドイツ留学中(2024年現在)

オリーブ50代主婦

私と同じような気持ちの保護者の方のお役に立てればと思い記事にさせていただきました。お役に立てたら幸いです。


  • この記事を書いた人
  • 最新記事

olive

●50代パート主婦でwebライター
●子供が巣立ち夫婦2人暮らし☆
●日々迷いながら生きてる状態☆
●ファッション~老後のことまで
●リアルな50代の悩みを発信中☆
詳しいプロフィールはこちら

-子育て
-