2人娘がいて、1人は1浪したので計3回の大学受験を親として経験しました。
長女は藝大、次女は東大という難関大学で、親のストレスも半端ない(^-^;
でも、一番大変だったのは子供達…
受験の結果は
長女は藝大を落ちて浪人せずに、私立の音大へ進学
次女は1浪して翌年東大に合格
今となってはすべて笑って話せますが、長女の不合格が分かった時はもう手が震えて、娘をどうやって励ませば良いのか、この世の終わりくらい落ち込みました。
受験の時期は親も子もピリピリして、つい言ってはいけないことを言ったりしがちですが、それもこれもすべては子供のことが心配だから
ですが、なんといっても一番苦しいのは受験をする本人。
後悔しない選択をさせてあげたい!

私が、子供達の受験の間にとにかく気を付けていたことを紹介します。
受験でストレスを抱えたお母さんの少しでも参考になればと思います。
そして、明けない夜は無いと言うことをお伝えできればと思います(^^♪
高すぎる志望校でも否定はしない
うちの2人の子供はどちらも難関大学で、受かるという保証がないのは当たり前ですが、望みもほんとに薄くて…
この受験の期間は更年期も重なり、私もかなりの精神不安定状態でした。
ですが、どんなに望みが少ない志望校でも否定はしたくなかったし、子供の受けたい学校を受験して欲しかった!
長女の志望校は東京藝大
長女は現在ドイツの音楽大学院を受験するため留学中(2023年)
小学生の頃から楽器に目覚め中学では吹奏楽学部、当然のように高校は音楽を学べる学校に進学。
ですが、音楽を学んでいてもそこから音大に進学する子はごくわずかで、娘はそのごくわずかの1人でした。
楽器をやっていてそこそこの実力はあっても将来プロの演奏者になれるかどうかは未知の世界。
それでも、娘はどうなるか分からない未知の将来を目指しました。
大学受験、目指すは東京藝大
受かるのが奇跡のような学校です。
【落ちたら浪人】一応そのように旦那と私と娘の間の話し合いで決まっていました。
娘の東京藝大への強いこだわりと我が家の家計を考えると私立の音大への進学は無理だと判断したから。
藝大なんて受かるはずない、仮に受かっても音楽で食べていけるのは一握りの人間、それが周りの人達(子供の友達、時に学校の先生も)の意見です。
そういう雑音を無視して突き進むのは10代の女の子にはとても辛いことだったと思います。
結果は2次試験でダメでした。
結果を聞いた瞬間体の震えが止まりませんでした。
残念な結果ですが私も旦那も志望校を受験させてあげられたことに悔いは無いですし、娘もチャレンジ出来て本当に良かったと思います。
中途半端な気持ちでの挑戦ならば反対もありだと思いますが、本人の本気が分かればどんなに高い志望校でも応援してあげられて良かったです!!
私立の音大の学費の詳しいことは⇩こちらの記事
次女の志望校は東大

笑い話のようですが、長女に続き次女の志望校は東大。
高校受験の時は模試でA判定とかB判定とかである程度受ける前から合否は予想出来ますが大学はまた別。
まして東大となると、【えっなんであの人が落ちてしまったの?】みたいな予想外のことがいくらでも起きてしまう、そんなおそろしい~ところです。
高卒の私などが考えてもどうにもらならいようなそれこそ未知の世界。
なのでもう親がとやかく口をだすようなことは無く、子供にすべてお任せでした。
本人も分かっていたようですが、現役での受験は不合格。
ですが、浪人ありきの受験だったので長女の時ほどうろたえることも無く(本人では無く私が)来年こそ頑張ろうそんな雰囲気でした。
星の数ほどある大学の中でなにも東大を目指さなくても、1番じゃなくても良いんじゃない?そんな意見もあると思いますが、何より子供の意思で決めるそれを大事にしたかったです。
勉強しなさいは絶対言わない
勉強好きな人ってあんまりいないですよね!
私が子供に【勉強しなさい】を言わないのはそれだけでは無くて、勉強は出来なくても良いと思っていたから。
なので子供たちが小さい時から言わなかった。
勉強が出来るようになるよりも好きな事を見つけて欲しいと思っていました。
それが良かったのかどうなのか次女は東大生になりました('_')
長女はしっかりと音楽と言う好きを見つけてくれました!!

でも、勉強しなさい!と親が言うのは
子供のことが心配だから
子供の将来を考えてツイツイ言ってしまうんですよね…
好きで言ってるわけではないんですよ~
お腹を満たしてあげる

勉強のアドバイスはしてあげられない母ですが、子供達は私が作る夕飯を楽しみにしていてくれました。
私が娘たちの受験で応援してあげられることは体調管理とお腹を満たしてあげること。
料理が得意なわけではないですが、子供たちは喜んで食べてくれました。
受験生と言うと夜食のイメージが強かったのですが、夜食は1度も作った事ないです。
女子は受験時でも体重を気にするので!
受験本番気を付けること
受験で気をつけることは、忘れもの、遅刻をしない、前日に会場の下見をしておく。
それ以外には、親が付き添うかどうかと宿泊施設に関しての体験です。
親は付き添う、付き添わない?
長女の時は付き添わなかった、次女の時は付き添った
次女の場合
- 本人が付き添って欲しいと言ったから
- 2泊3日なので日程的に十分付き添い可能だった
私はこの時仕事をしてましたが休みは取れるし、何より本人の希望もあったので一緒に東京まで行きました。
長女の場合
- 本人が一人で大丈夫と言ったので一人で行かせた(付いていけば良かったと後悔)
- 藝大の試験は3次試験まであり2週間弱宿泊が必要なため金銭的に無理だった
遠方の大学受験は、子供が望むなら付き添ったほうが良いです!私の経験上、記事はこちら⇩
宿泊施設選び
とにかく空いているホテルを探すのに苦労して、選ぶことは出来ませんでした。
受験会場から近くに予約が取れればそれに越したことは無いです。
ホテル、朝食・昼食についてはこちらの記事にまとめました⇩
長女の受験結果は?
何がどうなるか分かりませんが、何とかなるものです!
目標に一筋なら道が見えてくるようです。
浪人するはずが一転
藝大受験は不合格 本人は浪人するはずだったのですが…
受験から戻った長女の気持ちを確かめるとやはり浪人と言う選択肢しかなかったのですが、私なりに色々調べた結果、地方にいて音大の浪人は難しいとの事。
勉強なら予備校へ通えば良いですが、音大の予備校と言うものは無くモチベーションを保っていくのも難しいらしい…
受験シーズンの前に娘は私立の音大の体験レッスンを何校か受けていました。そのうちの1校から特待生試験の案内はがきが届いていて、私は隠していたのですが(藝大一筋の娘の気持ちを尊重して)娘に受けてみたら?と一応聞いてみました。
返事はNO!!
特待生試験に合格すると授業料が少し免除して貰えるという制度で、その試験結果によって免除額が変わってきます。
必死に計算器と格闘し、この大学なら行かせてあげられるかもしれない。娘の気持ちも無視して私はひとりで勝手に妄想していました。
もちろん藝大に入れれば1番ですが浪人したからと言って来年受かるかどうかも分からない大学です。もしまた来年ダメなら…
モヤモヤした娘とモヤモヤした私 地獄のような何日間でした(^^;
結局話し合いの末、私立の特待生試験を受けてみることに!!
子供の意思にすべて任せたいところではありましたが、口出ししてしまいました💦
無理強いはダメですが、他の選択肢があることを示してあげるのも時には必要かと思います。
隠れ浪人
嫌がっていた私立の音大を何故娘が受ける気になったかと言うと…
隠れ浪人と言う選択。
私立大学に通えば当たり前ですが音楽のレッスンが受けられる。そして来年また藝大にチャレンジすれば良い。
それでもダメだったら今の大学にそのまま通えば良い。
娘が目指すのは大学では無く演奏家と言う道。
ゴールはひとつでも通る道はひとつではないはず。そのことに納得しての私立受験でした。
結果オーライ
あれよあれよという間に私立への進学が決まり、慌ただしい引っ越しが終わり、娘の一人暮らしが始まりました。
入学から数か月後のこと…

来年藝大受けるのやめる
えっ何で?


今の先生、自分にめっちゃ合ってる!
あのモヤモヤとした気持ちが嘘のように報われた瞬間でした!
私立の音大4年間の学費と生活費はこちらにまとめてあります⇩
次女の合格発表後
一浪はしましたが、強い意志を持って予備校に通い、見事合格を勝ち取った娘はすごいと思います!
予定通り浪人生活の始まり

現役での合格は叶いませんでしたが、ある程度予想していたことだったので、長女の時よりも気持ちは楽でした。
不合格と分かってやはりがっかりしましたが、あと1年娘と一緒に暮らせる!と私にとっては良い結果でした!!(もちろん合格が良かったですが('_'))

そんなこと思ってたの?
ちょっとね

予備校を地元で通うか、東京の予備校に行くかで娘と悩みましたが金銭的な理由から地元の予備校に決まりました。
が、上げ膳据え膳の実家暮らしで勉強にだけ集中できて結果良かったと思います。
後がない2年目の受験
2年目にもなると受験に関しては会場や乗る電車など色々慣れてくるのですが、今回だめならもう後が無いと言うことで、娘にとっても私にとっても最初の年よりも緊張したと思います。
私はとにかく【この子を万全な状態で試験に臨ませてあげたい】それしか無かったです。
昨年の反省を生かして、ホテルは早めに予約、去年よりも駅に近い場所
朝食付きのプランでしたが、バイキングでスムーズに自分の好きなものだけ食べることができ良かったです。
現役での受験は東大1本でしたが、浪人は1年だけと決めていたのでこの年は私立も2校受けました。
まさかの東大合格
受験から合格発表までの10日ほどの日々
娘は勉強から解放されて大好きなアニメ鑑賞に浸っていましたが、内心はどうだったのか…
私立の合格が分かっても大して嬉しそうでは無く、これは本命が不合格なら大変だどうやって慰めようと私は生きた心地がしなったです。
合格発表当日 まさかの合格
まさか私の子が東大生???
とにかく娘が喜ぶ姿がほんとにほんとに嬉しかったです!!

そして私の1年間のストレスとプレッシャーと疲れにさよなら出来ました。
大学受験親ができること、やってはいけないこと:まとめ

受験生本人が一番辛い時期
- 子供の意思を尊重して応援する
- あまり口を出さない(出したくなりますけどね)
- 勉強しろは言わない
- 親なりに出来ることをしてあげる(我が家の場合はお腹を満たすこと)
- 子供を信じて
- 必要と思えば他の選択肢も示してみる
- 受験に失敗した時どうするかを話し合っておく
2人の不合格を味わってとてもシンドい思いをしましたが、特に長女の時は悩みましたが今となっては何事も無かったように笑って過ごしています。
受験生の親のプレッシャーと疲れは経験しないと分からないと思います。
ですが、しんどいのは今だけ!

もうすぐラクになりますよ!