築40年以上の和室の古い障子戸を、綺麗なガラス窓のようにリメイクしました。
障子紙を剥がして、代わりに4mm厚のポリカーボネートを貼ったのですが、簡単リメイクの割にメリットが大きいのでリメイクの方法を紹介させていただきます。
- 古い障子戸を何とかしたい
- 障子紙を張り替えるのが面倒
- 和室を洋室に変えたい
- 断熱効果を高めたい
⇧こんな方は参考にしてみてください!
ポリカーボネートは簡易二重窓を作るのに最適な素材で、ホームセンターに行くとポリカを使った二重窓の見本が置いてあったりします(それを見てポリカの存在を知りました)
キッチンの窓にポリカーボネートを使って実際に二重窓を作って設置してみたのですが、二重窓を開けるとヒンヤリとした空気が入ってきます。
キッチンリフォームの記事はこちら⇩
古いキッチンを自分でリフォームしたら驚き!素人でもここまで素敵にできる
閉めると冷たい空気は感じなくなり、二重窓の断熱効果はしっかりと効いていると感じました。
キッチンの窓の味気ないサッシを二重窓で隠すこともでき、見た目にもオシャレで気に入っています。
なので、和室の障子にも迷うことなくポリカを使うことに決めました!
では、ポリカーボネートを障子に貼る際の工程を詳しく紹介しますので参考にしてみてください♪
ポリカーボネートはこんな感じのものです⇩ホームセンターに行くと色や厚みの違いが分かるかと思います。
障子をポリカーボネートでリメイクしたビフォーアフター
いたって普通の障子戸なのですが、壁と柱をDIYで綺麗にしたので、障子だけが古いまま置いてきぼりになっています。
障子は4枚あって、面積も広いので与える印象も大きいんです!
さらに、壁と天井のリフォーム前の元々の和室です⇧
壁と天井を綺麗にしたので、早く障子も綺麗にしたい!!
壁と天井のリフォームはこちらの記事をどうぞ⇩
和室の天井をDIY簡単な方法は?ペンキなら初心者でも綺麗な仕上がり
【砂壁リフォームDIY】珪藻土をローラーで塗ったら簡単だった!
そして、じゃ~ん!障子もリメイクして生まれ変わった和室!
光が差していて分かりづらいですが、障子の枠を柱と同じ色に塗り、障子紙を剥がしてポリカーボネートを貼りました。
光は差しますが、外の景色ははっきりとは見えません!
障子紙だと和室感が強いですが、ポリカを貼ると和洋どちらにも合います(*^^*)
障子にポリカーボネートを貼るメリット・デメリット
障子紙に比べると圧倒的にメリットが多いポリカーボネート(中空ポリカ)ですが、実際取り付けてみて感じたデメリットもあります。
では、メリット・デメリットをお伝えするので、ポリカを障子紙の代わりに貼ろうかと考えている方は参考にしてみてくださいね!
ポリカーボネートを障子に貼るデメリット
- 障子紙に比べると値段が高い
- 大きいので運ぶのが大変
- カットするのが大変
- ガラスのような透明感はない(線が入っている)
障子紙より値段が高い
私が購入したポリカーボネートは4mmの厚みで、サイズが182㎝×91㎝で約4000円(障子1枚分)
和室の障子は全部で4枚あるので合計17000円弱かかりました!
対して、破れにくく、冷暖房の効率が高く、UVカット効果もあり、両面テープで貼り付け簡単なプラスチック障子は障子1枚分がポリカの約1/3の値段!
和室本来のインテリアがお好みの方は、むしろプラスチック障子紙が良いかもしれません!
大きいので扱いが大変
1枚が畳1畳分ほどの大きさ(小さいサイズもありますが、障子に貼る場合は大きいサイズ)なので、ホームセンターで購入して持って帰るのに苦労しました。
大きな車ではないので、トランクの仕切りを外して後部座席とトランクに無理やり入れて持ち帰ってきました(^-^;
とても硬くてしっかりしたものなので、施工するには良いのですが、運ぶのは大変です!
カットするのが大変
カッターで切れると言っても、とても硬いです!
ハサミも使ってみましたが、やはりカッターの方が綺麗にまっすぐ切れるし、早い。
力仕事は旦那におまかせ!と思いましたが、旦那が手こずっていたので自分でカットしました(^-^;
ポリカのカットは力ではなく、コツが必要でした!
中空ボードと呼ばれる、中が層になっている商品なので、厚い部分とそうでない部分があります。
私が購入したものは、白と透明の縦ラインが入っているのですが、透明な部分にカッターの刃を当てて、何度も同じ場所をなぞっているといつの間にかカットできます。力はまったく要りません!
最初はコツが分からず、なんて大変な作業なんだと思いましたが、コツがつかめたら力も使わずにアッサリと切れるのでビックリです。
私がいとも簡単にカットしているのを見て、旦那はただ驚いていました(^-^;
さずが、職人
職人ではないけどね…
ホームセンターでカットもして貰えるのですが、自分でカットした理由は、障子に合わせてカットしたかったから。
大雑把な性格なので、サイズをきちんと図る自信も無く、障子に合わせて印を付けてカットするのが安全のような気がしました(^-^;
本物のガラスのように透明ではない
縦または横のラインが入っているので、透明ではないです!
デメリットに書きましたが、目隠しになるのでむしろメリットと感じています。
ポリカーボネートを障子に貼るメリット
- 障子紙のように破れないので張り替えの手間が要らない
- 断熱効果で省エネ
- 和洋どちらにも合う
敗れた障子紙ってみっともなくて嫌ですよね!
張り替えも面倒くさい
一度貼ったら終わり!忙しい主婦にはそれが1番のメリット
丈夫で耐久性がある
硬くて扱いにくいデメリットはありますが、設置してしまえばこっちの物!
丈夫でしっかりした作りなので、障子紙のような張り替え作業がいらないのは最高(*^^*)
障子に比べ断熱性がある
正面にある小さい方の障子戸、障子紙だった時は結露が凄かったのですが、ポリカに替えてからはそれがなくなりました!
ただでさえ隙間風で寒い古い家なので、2万円弱の費用で省エネ効果が得られるのはコスパが良くて満足しています。
おしゃれな見た目
光が差すとキラキラして綺麗な窓ガラスに見えます!
障子の枠も柱や天井と同じ色にペイントしたことで、和洋どちらにも合う素敵な建具になりました。
障子戸にポリカーボネートを貼る手順
- 障子から紙を剥がす
- 綺麗に洗って乾かす
- 塗装する場合は下地シーラー2度塗り、ペンキ2度塗り
- ポリカを障子戸のサイズにカット
- カットした部分にゴミが入らないようテープでふさぐ
- 両面テープで貼り付けて完成
障子紙を剥がす際は、霧吹きで木枠に水を吹きかけ、しばらく置いてから剥がすとぺろ~んと綺麗に剥がれます。
うちの障子はとにかく汚くて、このままではペンキは塗れないと判断、外にだしてアルカリ電解水を吹きかけ、たわしでこすり、水で流しました。
何度も何度も水で流したのですが、ヤニとアクの茶色い汚れが永遠に出てきます(^-^;
キリがないので途中で諦めました。
アクが出ると嫌なので、念には念を入れて、シーラーを2回塗って1日乾かし、グレージュのペンキを2回塗りました。
ポリカを貼り付ける面(裏側になる部分)は塗装なしで、設置した時に見える部分(表側)だけペイントしてあります。
ポリカーボネートを障子の枠に合わせてカットします。
コツはデメリットの部分に書きましたが、透明な部分が切りやすいので、力を入れず何度も同じ場所をカッターでなぞるといつの間にか切れます!
横に切る場合も同じ、同じ場所をひたすら何度もカッターでなぞるだけ!
カッターの刃はこまめにカットしてください、切れ味が全然違います!
ポリカの中は層になっているので、切り口をそのままにしておくと、細かいゴミが入ってしまいます。
なので、ゴミが入らないように切口をテープ(なんでもいいと思いますが、私は白いマスキングテープを使用)で囲みます。
ポリカは4mmの厚みがあるので、障子枠の凹んでいる側に貼り付けます。(通常表側として使われている面)
なので、障子を設置する場合、裏と表の面を逆にはめることになります。
なんで逆にしたかと言うと、ポリカを障子紙と同じ側に貼り付けてしまうと厚みの分引き違いができなくなってしまうから。
本当なら、画像の表の部分が障子を貼る側なのですが、ポリカを貼ると隙間がなくなって引き違いができなくなります。
裏側は、少し凹んでいるので、その凹みの部分に合わせてポリカをカットしたので出っ張りがなく、引き違いができるわけです。
表と裏を逆に設置したのですが、違和感はまったくなく、しかも取っ手が裏側、表側どちらにも付いていたので、どっちを表にしても間違いではないのかな?と勝手に思ってます(^-^;
接着方法は両面テープのみ
枠からテープがはみ出さないよう、5mm幅の両面テープで、縦枠、横枠すべてにテープを貼りました。
簡単ですが、地味に面倒な作業でした(^-^;
障子にポリカーボネートを貼る:まとめ
- 丈夫で張り替えの手間がなくなる
- 断熱効果で省エネ
- 目隠し効果あり
- 和洋どちらにも合うおしゃれな見た目
- よく切れるカッターを使えばカットもそれほど難しくない
障子にポリカーボネートを貼る作業は面倒な部分もありますが
1回貼れば、障子紙のように張り替える手間がなくなり
なかなかコスパのよいDIYだったと思います!