墓じまいをお考えの方に、お墓が要らない供養方法を紹介します。
50代と60代のシニア夫婦です。
終活についてボチボチ考えたり、準備をしているところなのですが、旦那がこんなことを言い出したんです。
僕のお墓はいらないし、遺影もいらない
本当にそれでいいの?
死んだ後のことなんかどうでもいい!
まぁ、確かにそう!どうでもいいかも(^^;)
ってか、お墓がなかったら「骨はどうすればいいの?」こんな疑問が出てきました。
うちは娘が2人いるけど、一人は東京、もう一人はドイツ、どちらかいつか帰ってくるかな?どちらも期待薄。
ってことは、やっぱり、私達夫婦がお墓に入っても管理する人いないし、無い方がいいよね?
で、選択肢として浮かんだのが以下の5つ
- 納骨堂
- 永代供養墓
- 共同墓地
- 樹木葬
- 海洋散骨
お墓を持たない供養の方法はまだ他にあるかもですが、この5つの方法について詳しく調べてみました。
お墓についての専門家ではありませんが、その分
素人目線で、疑問に思うことを分かりやすく書きました。
お墓の管理をする人がいないなどの理由から墓じまいを考えている方は
参考にしていただけると嬉しいです。
お墓が要らない理由とメリット・デメリット
まず、お墓を持ちたくない理由は
- お墓の購入や維持費用が高額
- (子供や孫が)定期的にお墓参りができる環境に住んでいない
うちは旦那の実家のお墓があるから、今から購入することはないですが
子供たちが遠方に住んでいるため、管理が困難だと思うのでお墓は持ちたくない。
お墓を持たないメリットは
- 定期的に管理する必要がなくなる
- 今から購入する人は墓石を買う必要がない
デメリットは
- 親族の間で供養に対する考えが一致しない・理解されない
うちの子供たちには関係ない(多分)ですが、「お墓がないなんて!」なんて考えの方が
親戚にいるとやっかいかも…
お墓以外の供養方法おすすめの5選
お墓に代わる5つの供養方法について、それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。
まだまだ先の事かも知れませんが、家族のために「エンディングノート」に希望を書いておくのもいいかと思います。
自分のお墓の前に、自分の親の場合を考えた時にも参考になるかと思います。
納骨堂
納骨堂の特徴
- ロッカー型、ビル型などがある
- 一人用、夫婦用、家族用など人数や、型によって費用が異なる
- 費用の中には納骨堂の使用料、管理料、永代供養料が含まれる
- 一人用で20万くらいからあるが、業者によって値段はさまざま
言葉は悪いですが、ロッカーの中に骨壺を入れる感じ、と言えばわかりやすいかと思います。
メリットは、好きな時にお参りに行ける。全国にあるので、住まいの近くから選べる。
デメリットは、お墓の購入に比べれば安いかと思いますが、費用はそれなりにかかる。
私の実家は、お寺の敷地内にある納骨堂を選びました。
墓参りにはろうそくと線香を持って行くだけで、気軽にお参りができるのがいいし
地震で墓石が倒れるとか、草刈りとか、管理の心配をしなくていいので気持ちがラクです。
永代供養墓
永代供養墓の特徴
- 霊園や寺院で管理される
- 「個別納骨」「合祀納骨」など納骨には種類がある
- 費用相場は10万~納骨方法によって大きく異なる
共同墓地と似ている感じですが、納骨の仕方が数種類あって
納骨堂のようなロッカー型、共同墓地のように最初から他人と一緒のお墓に納骨、最初は個別のお墓だが期間が過ぎると合祀納骨、ずっと個別納骨のままなどさまざま。
夫婦一緒に入ることもできるので、選択肢としてはアリかなと思いました。
メリットは、管理の心配がない
デメリットは、合祀納骨の場合は、共同墓地のように遺骨を特定できなくなり取り出せない。
共同墓地
共同墓地の特徴
- 霊園や寺院で管理される
- 他人の遺骨と一緒に同じお墓や石碑の下に納められる
- 費用相場は10万~30万
メリットは、費用が比較的安い、永代供養の共同墓地なら半永久的に管理がされるので、管理の心配がいらない。
デメリットは、もし気が変わって、他のお墓に移そうと思っても遺骨を取り出すことができない。
血縁のない女性同士が入れるお墓や、夫の実家の墓に入りたくない方など
女性専用の共同のお墓なんかもあるようです。
樹木葬
樹木葬の特徴
- 樹木の周りに遺骨を埋葬する
- 法的に認められた場所に限られる
- 合葬、骨壺で安置、粉骨など、場所によって様々
- 永代供養墓のひとつ
- 相場は20万~
費用的には安い感じですが、近くにない場合は、ちょっと大変かも。
メリットは、自然にかえるという考え方は安らぎを与えるし、花や木や自然が好きな人に向いている、管理の心配がいらない
デメリットは、埋葬場所が近くにあるとは限らないので、お参りしたくてもなかなかできない場合がある。
海洋散骨
海洋散骨の特徴
- 遺骨を粉末化し、海へ散骨する供養方法
- 業者によって散骨する海が違う
- 相場は10万強~
海が好きな人なら選択肢に入るのではないでしょうか?
私も気になります!
メリットは、自由で開放的な供養方法で、散骨でのクルーズが思い出になる。
デメリットは、一度散骨すると遺骨は戻らない
※海洋散骨についてはシーセレモニーさんのサイトを参考にさせてもらいました。クルーズでの散骨、意外にリーズナブルで驚きです。※海洋散骨の事だけでなく、墓じまいの費用も参考になりました。
手元供養とは?
ここまで紹介したお墓以外の5つの供養方法は、どれもお寺や霊園が遺骨を管理しくれたり、散骨して遺骨の管理が不要です。
求めていたのはまさに、管理不要、お墓の跡を継ぐ人がいなくても大丈夫な状態にすること。
親としてはそうなんですが、残された子供は、お墓がないのってちょっと寂しいと感じるかもしれませんね。
そこで、5つの供養方法+手元供養の提案です。
手元供養とは、遺骨の一部を手元に保管する方法で、アクセサリーや骨壺などの形で残すことが可能。
※画像をクリックすると楽天のサイトに移動します。
例えば☝の画像のペンダントは、中に小さな骨が入れられるようになっています。
お守りのように身に着けておくことで、安心感がありそう。
※画像をクリックすると楽天のサイトに移動します。
☝の画像は写真立てとミニ骨壺がセットになっています。
自分で生前に用意しておくのはちょっと…ですが(要らないかもしれないしね(^^;))
こんなのがあるよって、子供達に伝えたり、エンディングノートに書いておくのもいいかも、です。
「お墓はいらない」お骨はどうすればいい?【おすすめの供養方法5選】まとめ
- 納骨堂
- 永代供養墓
- 共同墓地
- 樹木葬儀
- 海洋散骨
お墓を持たない納骨方法は5つ
ライフスタイルや費用を参考にすると選びやすいかと思います。
参考になったらなによりです♪
エンディングノートを買うだけで満足して、まだ1行も書けていませn。
ちゃんと書かないとダメですね(^^;)
墓じまいの一つの選択肢【海洋散骨】
※海洋散骨についてはシーセレモニーさんのサイトが分かりやすくて参考になります。