押入れをクローゼット化したくて、自分で解体、塗装し、ハンガーパイプやフックを取り付けリフォームしました。
- 押入れをクローゼットにしたい
- 押入れを見せる収納にしたい
- 押入れの襖を簡単な方法で何んとかしたい
- 押入れリフォームを自分でやりたい
⇧こんな悩みを抱えている方の参考になる記事です♪
実際押入れリフォームを自分でやってみて、一番大変だったのは解体作業。
築40年以上の古い和室の押入れだったので、ビスではなく釘が使われていて、太い釘を抜くのに苦労しましたが、やってやれない事はないです。
そこさえクリアすれば、あとは壁紙を貼るか、好きな色に塗り替え、ハンガーパイプを取り付ければ完成です!
ハンガーパイプは市販のオシャレなアイアンバーなどを使ってもいいし、ピッタリサイズが良かったらホームセンターでカットして貰えるところもあるので、後はビスの取り付けだけだから女性でも簡単!
ダサくて開け閉めも面倒な襖は取り払い、見せる収納にしました!
天袋の扉だけはリメイクして使い、見せたくないものを収納しています。
では、押入れをクローゼットにリフォームした詳細をご覧ください♪
和室リフォームの記事はこちら
【砂壁リフォームDIY】珪藻土をローラーで塗ったら簡単だった!
和室の天井をDIY簡単な方法は?ペンキなら初心者でも綺麗な仕上がり
押入れをDIYでクローゼット化したビフォーアフター
左側が床の間、真ん中が押入れ、右側にある襖は開き戸になっています。
- 床の間➡キャビネットを置くスペースに
- 押入れ➡見せる収納、クローゼットに
- 襖の開き戸➡開け閉めできないように壁にリフォームし鏡を取り付け
- 洋服はハンガーパイプに吊り下げ
- 壁にアクセサリー収納、バッグ収納のフックを設置
- 靴下やセーターなど吊り下げが不便なものはパイプ下にタンスを設置
- 普段使わないような衣類は天袋へ収納
- 押入れ横に鏡を設置
ハンガーパイプは2本設置
タンスを置いた方は短い衣類、もう一方はワンピースなど長い衣類が掛けられます。
ちなみにタンスもリメイクしたものです。
以前はアクセサリー、バッグ、衣類、すべてバラバラに収納してあったのですごく不便でした。
鞄やアクセサリー、ベルトやスカーフも見せる収納で吊り下げられるように、空きスペースにフックやアイアンバーを付けました!
全身映る鏡も取り付けたので、コーデもこの押入れクローゼットで完結するのが便利です♪
必要なものを自分に適したサイズで、好きな場所に取り付けできるのがDIYの素晴らしいところ
見せる収納なので、色がごちゃつかないよう「白・黒・グレージュ」この3色を意識してデザインしました!
では、押入れをクローゼット化する工程、材料、費用など詳しく紹介します♪
押入れをクローゼット化する工程
解体作業の様子とやり方、ペンキ塗装、ハンガーパイプの設置の仕方、材料の選び方の注意点など詳しく紹介していきます。
押入れの解体
解体というのは、押入れの中段にある棚を外す作業です。
この棚さえ外してしまえば後は、そこまで大変な作業はありません!
棚を外すのに必要な道具
- かなづち
- バール(釘を引き抜く道具)
- マイナスドライバーまたは丈夫なヘラ
- 軍手
3か所ベニヤを抑えてある細い木材(黄色い印の部分)ここから外していきます。
ベニヤ板と木材の間にマイナスドライバーを入れて、ドライバーのお尻を金づちでトントンと叩くと、木材が浮き上がってきて簡単に外れます。
釘が刺さったままだと危ないのでバールで抜きます。
この抑えを外すと、ベニヤ板も外れます。
ベニヤ板を外すと、土台になっていた根太が数本現れます。
この根太は下から突き上げるように金づちでトントンと叩くと浮き上がってきて外れます。
この作業も結構簡単、問題は次
最後に残った2本の木、これが中々外れなくて苦労しました!
ビスで留めてある場合は、ドライバーでビスを外せば簡単に取れるものなのですが、義実家のは太い釘で留まっていました!
なので、押入れと板の隙間にマイナスドライバーを差し込み、金づちで叩きながら少しづつ板を浮き上がらせて隙間を広げる。
ひたすらこの作業の繰り返し
なんで釘で留めてあるんだよ~とブツブツ文句を言いながらやっと外しました。
築40年以上のDIYは厄介なことがしばしばあります(^-^;
中段を外して、隙間をパテで埋めました。
本当は天袋の棚も外したかったんですが、中段の棚を外したところで力が尽きてしまい、計画変更。
天袋はそのままの状態で使うことに(計画変更できるとこもDIYのメリット)
しか~し、このままの扉ではダサすぎる⇩
天袋の扉は多分40年以上張り替えすらしてなかったのでしょう、色褪せが凄い(^-^;
天袋の扉リメイクは後述します!
押入れの補修
押入れの棚を外したら壁紙やリメイクシートを貼るか、好きな色にペイントするのですが、その前に見栄えをよくするための作業をします。
扉やカーテンで目隠しをするなら要らない作業ですが、見せる収納にしたいので、仕上がりもちょっとこだわります。
と言っても、解体で要らなくなったベニヤ板を使うので費用はかかりませんよ~
柱や押入れの隙間など、凹凸がある場合は壁補修用のパテで埋めておくと、塗装や壁紙を貼っても綺麗です。
コレ⇩を使ってます。
押入れの天井部分、天袋の根太が見えると押入れ感が消えない!
この部分を隠すために、解体したベニヤ板をカットして小さな釘で打ち付けました。
薄い板なので、100均で購入したノコギリでもカットできましたよ~。
根太部分を隠すだけで、天井がスッキリ
しかも廃材を使ってできるのが嬉しい♪
押入れベニヤ板を塗装
天袋は扉を付けるので何もしていません。
押入れ塗装の手順
- 下地のシーラーを1度塗り
- 上塗りのペンキを2度塗り
画像はシーラーを1回塗ったあとに、ペンキを1回塗ったものなので、ムラが凄いですが、2回塗ると見事にムラがなくなり綺麗に仕上がります。
ベニヤ板は結構塗料を吸い込みます!
使ったシーラーはこちら⇩
塗ったのは「ニッペ」の「グレージュ」⇩落ち着いたおしゃれな色で、和室の柱と天井もこの色を使いました!
私はペンキで塗装しましたが、壁紙やリメイクシートを貼るのも良いかと思います!
床は和室と同じフロアタイルを貼って統一感を出しました。
フロアタイルは⇩こちらの「SL028」淡いグレーを貼りました。
ハンガーパイプの取り付け
ハンガーパイプの取り付けで悩んだ事
- 縦に付けるか、横に付けるか
- ハンガーパイプの色と素材
⇧こんなアイアンのハンガーパイプっておしゃれでカッコ良いですよね?
最初はこういうカッコいい素材の物を探していたのですが、押入れを最大限に使う丁度いい長さのものが見つかりませんでした。
白は可愛いし、黒はカッコいいし、なんて悩んでいたんですが、結局シンプルなステンレスに決定
ハンガーパイプを横向きではなく、縦に付けた理由は「スッキリして見えるから」
横向きに付けた場合、こんなふうに⇧すべての洋服が見えてしまいます。
何があるか分かりやすいのですが、見せる収納になると、ゴチャゴチャ感が凄くて見苦しくなると考え、縦向きに2本設置することにしました。
シンプルな洋服を一番前に掛けておけばスッキリ見えます。
タンスは片方に寄せて、床に空きスペースを確保しておけば、取り出しもスムーズ!
ウオークでインするほどのスペースではないので「ウオークインクローゼット」とは呼べませんが(^-^;
ハンガーパイプ取り付けに必要な材料は「ハンガーパイプ」と「ソケット」
直径25ミリの太さのパイプを、78㎝の長さにホームセンターでカットしてもらいました。
⇩こちらのお店はカット無料、パイプの色も黒と木目調など種類があります。
ネジを止める部分が長方形のソケットを買いました。
ハンガーパイプを取り付ける部分は、しっかりとした場所でないと落ちてしまう可能性があります。
洋服も沢山掛けるとかなりの重量になるので。
なので、天袋を支えている根太の部分がしっかりとしていて良いかと思います。
ソケットをビスで留める部分が丸い形のものもありましたが、それだと根太からはみ出してしまいそうだったので長方形の形を選びました。
パイプを取り付ける位置を決める際は、実際にハンガーを掛けてみて、取り出しやすく、洋服が壁に付かない位置を探して決めると良いです。
縦向きの設置でも、かなり沢山の洋服をかけられます!
見せる収納をおしゃれにする小技
せっかく見せる収納にしたのだから、見た目はやっぱりおしゃれにしたい!
クローゼット化に使う材料の色や素材で統一感を出すと、スッキリと見えます。
使う小物のリメイク方法も紹介させていただくので参考にしてみてください♪
色と素材のテイストを合わせる
中々難しいのですが、色や素材感がチグハグだとダサく見えてしまうので、なるべく似たようなテイストで揃えるのがベスト!
収納にはタンスやチェストがあった方が絶対便利だと思ったのですが、うちにはおしゃれなタンスが無くて。
何も無かったら買うのですが、あるのに違うものを買うのってもったいない(^-^;
ってことで、タンスはペンキを塗って、取っ手を交換してリメイクすることにしました!
このままじゃダサい
押入れと同じ色に塗装、引き出しは白を塗って、取っ手は100均の取っ手にゴールドのスプレーをしてリメイク!
タンスリメイクは詳しく別記事にしようと思います♪
たかがタンス、されどタンス
色と取っ手でこんなにも見た目に差が出る!
おしゃれな小物を壁に設置
色を白と黒で統一した便利雑貨を壁に縦に3個付けました。
上から、アクセサリーを収納するフック、ベルトやスカーフを引っ掛けられるミニアイアンバー、帽子やバッグを掛けられるフック
B4サイズのフォトフレームと引っ掛けられるビス(どちらも100均で購入)で作ったアクセサリー収納フック
DIYしているとペンキや木材など余ってしまうので、そういった廃材と100均の材料で手軽に作れます!
同じペンキを使っているので自然に統一感がでるのも良いです。
おしゃれに見えるだけでなく、本来の目的である「使いやすさ」もアップして一石二鳥
シールで貼れるお手軽な鏡
クローゼットには鏡が付きもの
あると便利なのですが、置く場所が無い!
で、見つけたのが貼るタイプの鏡
すっごくシンプルで、邪魔にならずスッキリしていて、和室にも合います。
私が買ったのは35㎝×35㎝の4枚入り(サイズがいくつかあります)
3枚で全身くまなく映るので、1枚は別の場所で使おうと思います。
歪みもなく、シールだけでしっかりくっついてコスパの良い商品でした!
丸いのが付属の両面テープなのですが、しっかりと壁に貼りついて落ちる気配なし!
天袋の扉リメイクの方法
天袋の扉リメイクはとても簡単で、材料も100均で揃えられます。
簡単ですが、その出来栄えは見違えるほど!
和洋どちらでも合うシンプルリメイクです。
天袋リメイクビフォーアフター
格子窓のようになりましたが、これは私が組んだわけではなく、襖の紙を剥がすとこのような状態になります!
襖紙を全部剥がした経験が無かったので、どんな仕組みになっているか知りませんでした(^-^;
天袋リメイクの材料
- プライマー(ダイソー)ペンキの下塗り用
- 好みのペンキ(100均でOK)
- 目隠しシート(100均)
- タッカー(100均)
- プラダン(100均)
- 好みの取っ手(100均)
すべて100均の材料でOK!
天袋リメイクの手順
- 扉を取り外し蝶番、取っ手も取り外す
- 襖を剥がして綺麗に洗う
- 下地を塗る(1回)
- 下地が乾いたらペンキを2度塗り
- プラダンをカットして目隠しシートを貼る
- 扉の後ろ側からタッカーでプラダンを貼り付ける
- 取っ手や蝶番を取り付け完成
大変だったのは、襖紙を剥がす作業
水で濡らしても中々剥がれなくて、たわしでゴシゴシこすって綺麗にしました。
目隠しシートだけでもいいのですが、それだけだと中身が見えてしまいます。
天袋に収納したものが見えてもいい場合は目隠しシートだけでもOK
私はキラキラさせたかったので、目隠しシートをポリカーボネート(家にあった余りもの)の上に貼りましたが、ポリカやプラダンだけでも大丈夫です!
取っ手は元々付いていたものを綺麗に洗って、ダイソーの「ゴールドラッカースプレー」を吹きかけて色を付けました。
蝶番も同じくゴールド色にリメイク
裏側は見えないので、ペンキも塗っていません!
天袋も取っ払ってしまおうと思っていましたが、見せたくないものも沢山あるので、扉を残して正解だったなと思います!
リメイクも100均の材料と余りもので出来たので大満足♪
押入れDIYでかかった費用
押入れクローゼット
- シーラーとペンキ 約2000円
- 床材 約4000円
- ハンガーパイプ一式 約5400円
- フックなど 約2600円
- 合計 約14000円
塗料と床材は和室全体に使ったものを、押入れ部分に換算したものなので、おおよその金額です。
ご参考になれば嬉しいです(*^^*)
押入れリフォーム自分でDIY!クローゼット化まとめ
- 押入れ解体は大変だけど、何とかなる!
- 押入れの中は塗装でもリメイクシートを貼ってもお好みで
- ハンガーパイプは縦向きに付けるとスッキリして見せる収納におすすめ
- テイストや色を合わせた材料使いでおしゃれに見せられる
押入れの解体に手こずった箇所もありますが、押入れをクローゼット化するのはそこまで大変ではないです。
見せる収納なら襖も要らないし、押入れが部屋の一部になって広く見えるのもおすすめポイント
参考になったら嬉しいです(*^^*)