娘がドイツに留学したので、出国時に飛行機で持って行けなかった(重量オーバー)ものを郵便局から送りました。
国際郵便を送るにあたって困ったことは、送りたいけど「送っていいものなのか、どうなのか」ということが問い合わせても明確な回答がもらえなかったこと!
化粧品のアルコール度数をメーカーに問い合わせたりしていたら
梱包して送り状を作るのに丸1日かかりました!
記事の内容
- 郵便局・ヤマト運輸・日本通運、海外に送るならどこがいい?
- 船便とEMSの違いは何?
- 「送れるもの」と「送れないもの」
- 梱包の注意点
- 郵便局「国際郵便マイページサービス」の使い方
どんなに小さなものも、すべて「内容品」に英語表記で記載し、重量、日本円での価格も必須。さらにドイツは手書き伝票はNG!
記入の仕方を調べながら、インボイスを作っていたのでとても時間がかかりました。
送り状作成時に引っかかる注意点なども詳しく説明するので、初めてドイツに荷物を送る方は参考にしてください!
郵便局・ヤマト運輸・日本通運海外へ送るならどれ?
海外へ荷物を送る場合の心配点といえば、受取主にきちんと届くかどうか?
ネットで調べていると、残念ながら届かない場合もあるようです。
なので、送るのも届けるのも同じ会社で一貫して配達して貰える大手の宅配業者が良いのでは?と思って調べました。
CHECK
ヤマト運輸は手書きの送り状で、お届け日数も1週間ほど、金額も郵便局に比べると安いように感じます。
残念なことに、娘の住む地域は配達可能地域ではありませんでしたので、郵便局で送ることにしました。
EMSと船便の違い
EMS | 船便 | |
サイズ | 30㎏:長さ1.5メートル 長さと周囲の合計が3m以内 | 30㎏:長さ1.05メートル 長さと周囲の合計が2m以内 |
所要日数 | 最短で4日 | 2~3ケ月 |
料金 | 10㎏で約23500円(発送地域によって異なる) | 10㎏で約7900円(発送地域によって異なる) |
受取までに実際かかった日数 | 17日(追記) | 約3か月(追記) |
料金・所要日数ともに全然違うのですが、大きく違うのがサイズです!
郵便局で取り扱っている国際郵便の手段はいくつかありますが、今回は数か月かかる「船便」と一番早い「EMS」でそれぞれ送りました。
娘が出国する前に、急ぎでない荷物は船便で送りました。
30キロ以内なら大丈夫だと思って、郵便局に持ち込んだらまさかのサイズオーバー!国内の宅配便なら余裕で送れる大きさのダンボール箱です。
出直して、梱包し直しました。
郵便局の国際郵便の場合、普通の宅配便と図り方が違うんです!
宅配便なら3辺の合計ですが、EMS・船便ともに最長の部分(画像の黒の長さ)+側面の周囲(画像の赤・黄・青・緑の合計)になるので、船便だと結構小さめです!
料金と日数は郵便局のこちらのページからシュミレーションができます。
追記:今回送ったEMSが無事届きました!配達はされず、税関まで取りに行き受取、かかった日数は17日、詳しくはこちら⇩
実際にかかった料金は船便が15㎏で9900円
EMSが9.135㎏で23500円
急ぎでなければ、船便が断然安いです。
船便の追跡
- 2022/10/26郵便局へ持ち込み
- 翌日:国際交換局に到着・発送
- 2022/12/21ドイツに到着
- 2022/12/21ドイツ税関へ
- 2023/1/23娘宅に荷物の案内が届く(税関に取りにくるように)
※ドイツまで約2か月かかり、税関に約1か月保管されたのち、取りにくるように案内の手紙が届きました。
2023/1/30日に税関まで取りに行き、無事受け取ることができました。結局3か月かかりました!
荷物を受け取る際は、スーツケース持参必須!梱包に使った段ボールも持ち帰らなければいけないので、娘も大変だったようです。船便で送った荷物は量も多かったので(^-^;
船便も税金など追加料金は取られなくて良かったです!
国際郵便で送れるもの・送れないもの
ホームページで見てもイマイチ分からず、郵便局の国際の問い合わせ番号に電話もしましたが、結局ホームページに書いてあることをそのまま言われ詳しくはドイツの税関に聞いてくれとの事でした。
そうですね、ヘタなことは言えないですよね。
ほんとは食品(乾麺や調味料)なども送りたかったのですが
途中で戻されても困るので、今回は断念して、どうしても必要な衣類と化粧品だけにしました。
飛行機に乗せられないものはNG
- スプレー缶
- 香水
- 花火
- マニキュア
- あるコール濃度24%を超える日焼け止め
- 電子タバコ
- モバイルバッテリー
上記のものは全世界共通で送れないものです!
食料品
今回悩んだのが「食料品」と「化粧品」なんです!
なぜかというと、郵便局の国別の送れないものでドイツを調べると、食料品・タバコ製品・化粧品などの日用品は各宛国の食料品に関する関係規定を尊守する場合に限り許される。と記入されているんです。
なので、乾麺を送っても大丈夫か?の問い合わせもハッキリとした回答は貰えませんでした。
牛肉や卵はダメなので、牛肉エキスが入っているものやレトルトカレーなどはダメなようですが、乾麺は大丈夫な気がしましたが、今回はやめておきました。
もう少し色々情報を入手してから、送ってみようと思います。
娘が日本食が恋しくなる頃に
化粧品はアルコールが入っているかチェック
化粧品はアルコール度数で送れないものがあります。
それって、どこに書いてあるの?
成分表示があっても、濃度までは書いてないんだよね~
化粧水にエタノールなどのアルコールの表示があるものが何点かありました。
年頃の女子なので、とにかく化粧品だけでもいっぱい( ;∀;)
商品の後ろに記載されていたお客様相談のフリーダイヤルに電話して、アルコール濃度を確認しました。
ほんとに面倒なんですが、この作業は必須です!
化粧水は「Skin Lotion(Not restricrel:制限なし)」と記載しました。送ったばかりで届いていませんので、結果は追記します!
追記:「インボイスの不備があるので、地方税関まで取りにきて」という案内が届き、娘は地方税関まで取りに行きました。やはりインボイスの書き方が悪いのかな?と思いましたが、日本からの荷物はほとんどが税関で保留になるようです。税関まで行くと、中身を聞かれ、化粧品と衣類と答えると「持って帰っていいよ」と言われ無事荷物を受け取りました。
()内の文はNot restricted as per special provision A58と書くのが正しいようです。アルコール度数が24%以下なので輸入禁止品には引っかからないと言った意味合いになるようです。
アルコールフリーの商品なら「No Alcohol」と記入。
EMS梱包の注意点
当初は30キロ近くある大きなキャリーバッグと15キロ近くの小さなキャリーバッグ2つを持ってドイツへ行く予定で、成田で受付をしたのですが、重量オーバーで追加料金8万円と言われ、キャリーバッグ1つは持って行くのを諦めました。
持って行けなかったキャリーバッグをそのまま送ろうと思って、郵便局に相談しに行ったところ…
キャリーバッグで国際郵便はおすすめしない!とのこと
CHECK
※スーツケースで送らない方がいい理由
- スーツケースは税関で開けるので、鍵をかけてはいけない
- 鍵をかけられないので盗難に合う可能性あり
- スーツケースがボコボコになる可能性あり
上記の理由で、段ボールがおすすめ
使う段ボールの注意点は、牛肉、野菜、乳製品、卵など送ってはいけないものがあるので、それらの絵が描かれた段ボール箱は使ってはダメ!
中に禁止品が入っていると連想させるような箱は使わない方がよいということですね!
国際郵便の送り状作成手順
船便もEMSも作成手順は同じです!
まずは会員登録をして、ログイン。
送るものの種類が多いと結構大変なので、パソコンで作ることをお勧めします。
「国際郵便マイページサービス」で検索して、個人のお客様で登録してから、ログインする。
ログインすると上記の画面になるので、「送り状作成」を選びたいところですが、入力していると途中で画面が消えてしまったりなどの予期せぬことが起こります。
実際、娘はスマホで作っていたのですが、何度も画面が消えて作り直しをして、最後はキレてました( ;∀;)
対処法としては、一気に「送り状作成」から作るのではなく、送り先、依頼主、内容品(送るもの)を先に登録します。
まず、「アドレス帳」から入って、送り主、受取主のそれぞれの住所と名前を登録します。
次に「内容品帳」から入って、送る物の品名、重量、価格を登録します。
全部登録が終わったら「送り状作成」に「入ります。
配送方法を選びます。
アドレス帳から届け先と依頼主を選びます。
送る内容品を選択し、個数も入力します。
必須項目は「発送予定日」「印刷枚数」「有償か無償」贈り物の場合は無償にチェックを入れ、確認画面へ。
送り状を印刷して、荷物と一緒に郵便局に持ち込みます。
スマホで作成した場合は、スマホを持って行くと郵便局で送り状一式を印刷してくれます。
ドイツには再配達のシステムがない?
娘が、ドイツに住んでいる知人に聞いた情報で、どこまで正しいか分かりませんが、日本のような再配達システムはドイツにはないようです。
CHECK
※ドイツの配達
- 不在の場合は隣人に預ける
- 郵便局に戻される
この2つのようです。(何とか無事に受け取ってくれることを祈ります)
ドイツへ荷物を送る:まとめ
- 個人でドイツへ荷物を送るなら郵便局かヤマト運輸
- ヤマト運輸は配達できない地域がある
- 船便は2~3か月かかるが、割安
- EMSは一番早い
- 食品を送る場合は確認が必要
- 化粧品を送る場合はアルコール度数を必ず確認
- 段ボール箱がおすすめだが、輸入禁止の品の絵が描いてあるものは使わない!
船便は約3か月かかりました。
EMSは17日かかりましたが、無事娘のもとへ届きました!