築40年以上の古い義実家の和室をDIYだけでリフォームしています。
最初に取り掛かったのが天井なのですが、色々問題点があって、しかも天井のリフォームは肩が凝るし一人では大変!
できるだけ簡単な方法で、素人でも見栄えよく仕上がる方法を探しました。
結果、ペンキで塗装する方法を選びました。
ペンキ塗装を選んだ理由は2つ
- DIY初心者でも綺麗に仕上がる
- 壁紙に比べて価格が安い
この記事を読んで分かること
- 天井をDIYでリフォームする方法
- 天井にペンキを塗ったビフォーアフター
- 天井にペンキを塗る手順
- 使った材料と費用
- 古い天井をペンキで塗る際の注意点
今回DIYをするために天井リフォームの方法を調べましたが、古い天井は溝があって
そのまま壁紙を貼ることはできないし、溝を埋めるのも大変
ですが、ペンキで塗るだけで和室、洋室どちらのインテリアにも合うように仕上がりました。
天井リフォームを考えている方は参考にしてみてください♪
和室の天井をDIYでリフォームする方法
空き家になった義実家の和室の天井は目透かし天井で、壁は砂壁
アチコチに黒いシミがあるので、天井のリフォームは必須でした!
最初は簡単に思っていたのですが、調べていくうちに壁紙を貼るにも、ペンキを塗るにもそれぞれ下準備が大変だということが判明
では、壁紙を貼る方法とペンキを塗る方法
それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
天井に壁紙を貼るメリット・デメリット
キッチンの収納扉に使ったリメイクシートの木目柄がすごく気に入ったので、それを天井にも貼ったらいいかな?と最初に考えました。
>>古いキッチンの扉がリメイクシートで新品みたいに!ビフォーアフター
ですが、天井に溝がある場合は、クロスを貼る前に溝をパテで埋めないと、仕上がりが凸凹したり、接着不足で剥がれたりする恐れがあると知りました。
何本もある溝をパテで埋めていくって気が遠くなりそう。
パテ以外はベニヤ板を貼る方法もありますが、ベニヤを揃えるだけでも大変!
で、溝はそのままにして、溝と溝の間の板の幅にリメイクシートをカットして貼るのはどうかな?と思ったのですが
リメイクシートが無駄になって費用がかさむというのと、天井にリメイクシートを綺麗に貼る自信がないのでやめました(^-^;
キッチンの扉は小さいし、作業台の上で貼ったのでラクでしたが、脚立に乗って上を見上げながら腕をずっとあげての作業は難しいと思います。
天井にクロスを貼るメリット
- ペンキのように部屋が汚れないので養生をしなくてもいい
- 色だけでなく、木目柄、タイル柄など理想に近いものを選べる
天井にクロスを貼るデメリット
- パテやベニヤ板を貼るなど下準備が大変
- クロスを天井に綺麗に貼る作業は素人には難しい
ということで、ペンキを塗ることに決めました!
ペンキのメリット・デメリットをお伝えします。
天井にペンキを塗るメリット・デメリット
キッチンリフォームでペンキを塗ったのですが、ローラーを使うと素人でも本当に綺麗に仕上がるんです!
なので、天井リフォームの選択肢はペンキ1択になったのですが、迷ったのが色と塗料の種類
最終的にペンキになりましたが、オイルステインやオイルフィニッシュなどのオイル系もありではないかと考えたんです。
キッチンの棚を作った時に⇧このオイルフィニッシュを使ってとても良い仕上がりになりました。
色はミディアムウオルナット
ですが、ここでまた問題!
木目を隠さないで、木目を生かした塗装をしたい場合にはオイルフィニッシュは最適かと思います。
油性と水性がありますが、水性なら扱いもラク!
ただ、うちの和室の天井も柱もすごく汚いんです!
棚で使用した「ミディアムウオルナット」のような明るい色では、長年の黒くなったシミは隠せない
使うとしたら焦げ茶色のような黒に近い色でないとシミを隠すことはできない。
壁は白の珪藻土を塗るのですが、柱や天井を焦げ茶色にすると古民家風になっちゃうんですよね~
古民家風も素敵なのですが、今回はとにかく部屋を明るくしたかったのでオイルフィニッシュはやめて、薄い色の水性ペンキに決定
壁も柱も天井もすべて白も考えたのですが、和室の雰囲気を残したかったのであえて、柱と天井は壁と違う色を選びました。
天井にペンキを塗るメリット
- 溝を埋めなくても塗装ができるので下準備が簡単
- 仕上がりがDIYでも綺麗
- 材料はシーラー(下塗り)とペンキ(上塗り)だけでOK
天井にペンキを塗るデメリット
- 窓ガラスや床など、ペンキを付けたくない部分への養生が面倒
では、天井にペンキを塗ったビフォー・アフターをご覧くださいね♪
天井にDIYでペンキを塗ったビフォーアフター
画像では分かりにくいのですが黒いシミが等間隔にあります。
水性ペンキを2度塗りして乾いた状態
光の関係で淡いグリーンに見えますが、塗った色は「グレージュ」
ムラが全然なく、とても綺麗に仕上がりました!
心配していたアクが出ることもなく、本当に綺麗な天井になって大満足。
古い壁や天井は下塗り剤をちゃんと塗らないと、ペンキを塗ったあとに黄色くアクが浮いてくることがあります!
キッチンの天井塗装で色々と失敗したので、今回は下塗りをキッチリとやりました!
では、手順と注意点を紹介します♪
和室の目透かし天井にペンキを塗る手順
和室の天井をペンキで塗った際の材料、手順、注意するべき点について詳しく紹介していきます!
必要な材料
実際に使った材料
- カチオンシーラー(下地)4ℓ
- ペンキ 2㎏
- マスカー(養生用テープ)
- マスキングテープ(養生用)
- ブルーシート(養生用)
- 刷毛、ローラー、ローラーバケツ
- 新聞紙、雑巾(汚れたらすぐに拭けるように)
シーラーは塗った面を固めて、上塗り剤を付きやすくするための役割と、ヤニやアクが出てこないように止めてくれる役割があります。なので古い家の壁や天井、柱には必須
シーラーは天井だけなら4リットルで足りました。
その後砂壁や柱にも使いたくて足りなくなったので、こちらの15㎏を買いました。
天井は少量でもよく伸びるのですが、砂壁は下地を見る見るうちに吸い込んでしまうのですぐに無くなります!砂壁も塗る方は15㎏の方が絶対お得⇩
ペンキは⇩こちらの「グレージュ」2㎏、色ムラになりにくいと説明がありますが、その通りで、匂いもなく塗りやすかったです。天井を2度塗りしたら丁度なくなったので、柱ように同じ2㎏をもう1缶買いました。
バケツとローラーはこんなのを使ってます⇩
窓や床、壁を養生する際は「マスカー」が便利⇩
天井にペンキを塗る手順
- 天井に付いたゴミを拭き取る
- ペンキを付けたくない場所に養生テープを貼って保護する
- シーラーを塗る(ローラーが入らない場所は刷毛で塗り塗り残しがないように)2度塗り
- シーラーが完全に乾いたらペンキを塗る 2度塗り
- ペンキが乾き切らないうちに養生を外す
まず、窓やエアコン、床などペンキで汚したくない場所をマスカーや新聞紙を貼って養生します。
マスカーはたくさん使うので、新聞紙を使って節約(^-^;
シーラーはよく振って混ぜ合わせてからバケツに移します。
薄めずにそのまま塗ります!
溝の間や、壁との境目などローラーでは塗れない部分は刷毛で塗り、それ以外はローラーで塗っていきます。
1度目が塗り終えたらしっかり乾かしてから2度目を塗ります!
ポイント
下地は通常なら1度塗りでいいかと思うのですが、今回2度塗ったのは、古い建物はアクやヤニが酷くて下地を塗っても出てくることがあるから。
ちょっと手間ではありましたが、ヤニが出てしまった時の対処の方が面倒だと思ったので念には念を入れて2度塗りしました!
白いペンキにしなかったのは和の雰囲気を残したかった他に
ヤニ対策もありました。
白いペンキがヤニで黄色くなるのほんと残念だから…
ペンキもシーラー同様、ローラーで塗れない部分を先に塗っていきます。
溝の部分は面倒くさいですが、ここさえ乗り切れば後はローラーでスイスイと塗れます!
ポイント
1度目のペンキ塗りは、ムラムラで汚いです(^-^; ほんとに綺麗になるのか正直不安なレベル
でも2度目で綺麗になるので、1度目は全体に塗れていれば大丈夫、何度も何度もしつこく塗る必要はないですよ!
あと、ペンキが濡れている状態だと、思った色よりもかなり明るくて「イメージが違う」って不安になりますが、乾くと見本の色になるのでご心配なく!
今回使った【グレージュ】も最初はアイボリーかと思うくらい黄色に見えましたが、乾いたらしっかりグレージュになりました(色選びに失敗したかと思いました)
上を向きながらの作業なので、肩や首が凝ったり、腕が疲れたりしましたが、一人でやってもシーラー塗りに1日、ペンキ塗りに1日、丸2日あれば終わります!
天井にペンキを塗る際の注意点
- ペンキは衣服に付くと絶対取れないので汚れてもよい服装で!
- ローラーで塗るとペンキが顔に飛び散るのでメガネやマスク必須
- 液だれしたところをそのままにしておくと固まってカッコ悪いので、見つけたら拭き取る
- ペンキがドロドロで塗りにくい場合は、少し水で薄めて使うと塗りやすい
水性ペンキのよいところは、水で薄められるし
ローラーやバケツ、刷毛も水で洗えます!
作業が終わったら綺麗に洗って乾かしておくと、次回使う時に気持ちよく使えます。
ペンキもしっかりフタをしてナイロンなどで覆っておくのがいいですよ♪
和室の天井DIYはペンキが簡単:まとめ
- DIY初心者はリメイクシートよりもペンキ塗装が綺麗に仕上がるのでおすすめ
- 古い家の天井はアクが出るので下地塗りは必須
- 古民家風に仕上げるなら木目を生かしたオイル系の塗料がおすすめ
- 洋室にするなら白のペンキがおすすめ
- 和室、洋室どちらにもおすすめなのは、ベージュやグレーのようなくすみカラー
DIYはやってみるまでどんな風になるか分からない(想像していたイメージと違ったり)ので、天井塗装も仕上がるまでドキドキでした。
概ね想像通りの見た目になりホッとしています。
次は壁に珪藻土を塗って、床にフロアタイルを敷いていきますので、参考にしていただけたら嬉しいです♪